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中川志郎さんの講演・後編 [生き物いろいろ]

お話は現代の事に続きます。

ここでも()内は私の勝手な感想発言です。

現代の現状から…
人が繁栄する中で、自然は、森林伐採(木材・パルプ)森林焼失(畑に変わる→大豆、油椰子、そのほか色々)
そして密猟や密漁。

(森林伐採によって、木を運搬する道路も増えて、密猟した動物の流通が簡単になってしまったって問題もあるんだよね…(>_<)) 象牙やサイの角…サイは、密猟で角が狙われないように、サイの角をはじめから切ってしまおうという試みがなされたそう… ツノや象牙を取るだけのために、サイやゾウはいちいち殺されてしまう。ならば、そうなる前に、保護官の手で切ってしまおうというのである。 ところが、そうすると、ツノの無い母サイは、子供を外敵から守る事ができない事が判明。 (象牙の事だって、もしゾウの牙切ったら…特に♂ゾウだったらモテナくて繁殖に問題起こるかも…。第一、ミネラル補給で土を削って食べたりするのに牙は大事な道具、それ切っちゃったら…(>_<)) <お話は、動物の野生復帰、動物園の存在意義に進みます> 人間以外の生き物が住めない環境は、きっと人間も住めない。 それを踏まえて… 動物園や飼育施設では、増やす取り組みをしている。 中川さん→ツシマヤマネコの繁殖野生復帰にかかわっている。 兵庫のコウノトリの郷の野生復帰計画もうそうだが いったん飼育された動物の野生復帰は果てしなく難しい。 放たれた動物が、野で繁殖し増えてくれるかは未知の状態である。 (そりゃそうだよね。環境が住めない環境になったからいなくなったんだもん。環境も戻さないと…、元通りでなくても、住みやすく繁殖できる環境は作れるかもしれないって希望持ちたいです…ほんとに) 近年の新たな問題…それは環境の事。 そして中川さんは本の紹介をされる… 「アニマル・マシーン」ルース・ハリソン著 近代畜産に対して鋭い批判をした本。 「沈黙の春」レイチェル・カーソン著 農薬の危険を訴えた本。 「奪われし未来」シーア・コルボーン+ダイアン・ダマノスキ・ジョン・ピーターソン・マイヤーズ 共著? 環境ホルモンの危険性を広く紹介した本。 日本にも 「複合汚染」有吉佐和子著 農薬・食品添加物…あらゆる化学物質に警鐘を鳴らす本 化学物質、汚染物質…人の中で一番被害をこうむるのは誰か… それは妊娠中お母さんのお腹中の赤ちゃん。 これらの本を著者が女性である事…印象的だとおっしゃってました。 (食物連鎖の頂点にある人間は、自分の出した汚染物質を濃縮した形で食事で取り入れてしまう。妊婦のお腹の中の赤ちゃんは、それをもろに受け取ってしまうんですね。(>_<)野生動物に起こる出来事は、それを暗示してくれる………) 中川さんは唱えます。 「人は生物の真実をちゃんと知らないといつか自分の身に還ってくる。」 (考えてみたら…人が動物の事を良く知っていたら…野生動物の被害があっても、即駆除!なんて事言わないで、色々対処が個々でできるかもなあ(・_・)) そして極最近のこと… 物から心へのターニングポイントが生まれる。 「動物はパンのみで生きるにあらず」 知的好奇心は動物にもあるのである、特に動物園で飼育されている動物には顕著である。 動物福祉として、メンタルな部分の重視は大切。 そして、人は、動物と心を通わせる事ができる。 心に傷を持った少年と馬との交流で、少年は人に心を開く事ができるようになった… (ばったは…人間ほど、異種間とのコミュニケーションができる可能性を持っている生き物は地球上で他に無い…くらいに思ってるのですよ…。野生動物の世界からかけ離れてしまった動物なのにね…。そりゃ人それぞれにもよるかもしれないけど………考えすぎなのかもしれないけど、人間の可能性の中に"有り"な事と思っています。) 博物館館長をされてて、気になる博物館の弱いところ… それは博物館が動きを見せる事ができない事。 旭山動物園でなくても、動物園の凄さは、動くモノを見せる事ができる事、しかもそれは予想などできない、いつも新鮮な動き… (生きている存在を間近で見れるって凄いですよ!!確かに。当たり前のように思えても、今の時代凄いことなんですよね。) そんな特質を持っている動物園の使命とは!  ??? ↓ 人々に、世界にはこんな生き物がいるんだって事 そして彼らと共生する事の意味を知ってもらう事!! 最期に… 人と自然を結ぶ架け橋 それが、動物園、植物園、博物館である… と中川志郎さんはお話を結ばれました。


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